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KAKUBARHYTHM
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360​°​SOUNDS

by イルリメ

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1.
だから それは 滅多にみせないしぐさ 絶対使わないいいぐさ 一回だけちらつかせた  きっと何時もかくしてきた 「失敗したくないから・・・」と指先で空に描いたけど 反対から読む私は裏に希望ある証拠でしょ、と のどまで出たから風にまかせ あなたの片方の肩の臆病を弾こうと ゆさぶって つっついて 押しだせば 落ちついて こちらには振り向かず気を取られ たらたらと道草をくいながら上向きで歩いていける さっきまで引きずっていたつま先が草をまたぐ 赤くはれたまぶたの中が 青く晴れた空を見つめ 「泣いて無いです。」と、言ったから ゆるんで潤んだ水面は 最後のしずくが静かに落ち 蒸気となって雲に交わる 常に胸に秘めていた 既にフタを閉じていた 輪郭線だけの風景画 運命が自然と色を灯す 強気の瞬きが次々と景色のコマを進めていく 見せておきたい景色がずっと募って 写真じゃ切り取り切れないから 話せば白々しくなるから 連れて行きたい気持ちになります 直ぐにも影響受けやすくて 気付けばコロコロと変わって 一人で部屋で演じている 外では着れぬ服を着ている 些細な振る舞いから勝手に自分の潮時を読み取り 記憶に居られなくなって切られる前に逃げていく 転々と人の波を移り住む居候は 外から新鮮な空気を与えるのは当然だが 年輪を増やそうとせず 落ちつかず、落ちつかせず 押したり引いたりを繰り返し 常に駆け引きを求めるわりに 割の合わない年輪 大きな世話でついて回る 恐る恐る腰を下ろす だけども支えている片腕 これで、これで最後かと これで、これで最後かもと 脅しは体に告げている だけども支えている片腕を 見てられない人がいて 見慣れている人がいて 見破っている人がいて 見送っている人がいる ささやき秘めると甘くなるから だからなるべく吐き出して 何時しか感受の強さに耐えられなくなる前に 見せておきたい景色がずっと募って 写真じゃ切り取り切れないから 話せば白々しくなるから 連れて行きたい気持ちになります
2.
HELLO MELLOW 05:22
うおい こちら聞こえる? 応答、口頭で願える? ではでは送るのはエール セールじゃない一回だけの呼び声は テレパシーでは心配 だって失敗したくない 閉じてるまぶた開けば 一瞬だけの第一歩 大きく深呼吸 小さくOK それでは聴いて頂戴 HELLO MELLOW 昨日の晩から気になってた 言おうとしてたら逃しててさ 未だもしかしたら間に合うかな 君に届けたいんだ もう まいちゃってるのが恥ずかしいくらい ありがちだけど難しい問題 どうだい?土台無理とも決められない 話題は甘い?それとも辛い? このひとときだけで酔ってたい もったいぶってたいなんてない くらくらしてるのしゃきっとしたくて ばんばんぶつけてこう! そのうち うんだらこんだらは盲目って余計なお世話 うっせーな彗星は一瞬だけ だから何時もみたいにバイバイじゃない。 から 踏み出し口ひらいた 言い忘れてた ありがとうって 君に うん、じゃなくて いや、まだ早い ありがとうって何? 確かに気持ちはそう だけど 知りあえた事が嬉しくて君に だから 前後おかしいが ありがとう とか とんちんかんに伝えたなら 何つったって突然の事 キョトンとされて汗ばむ男 踏んでく手順飛ばしての言葉は馴染まず 静けさをうみ 気まずくつまづきつま弾く指 さよならをひとつ合図にやり 息を切らしてそそくさと出た 角を曲がって止まって赤く なってる顔をおさえて 一つ空気を吐いて 「落ち着け」諭す 言い聞かせるがそりゃまだ早い 多感な動悸でバスに乗る 夜のビルを眺めながら いらちなバスにゆられながら 落ち込んだってしようがないじゃないか ダサくて当然 だっておれは 「キミにメロメロ」 なんつったって 「つまり惚れてる」 SWINGING YO! 歌っておくれよ君のメロウ ハロー!ボクの伴奏で何度も! そうさ、いいなあ! 何回でも言う だっておれは キミにメロメロ、イチコロさ キミを転がる石ころさ おれのメロディーはキミのタクトに 明るく鳴ったり、悲しく鳴る つまり惚れてる1000% のぼせた恋のスーパー銭湯 汗をかいたり、頭冷やしたりの毎日 SWINGING YO! 歌っておくれよ君のメロウ ハロー!ボクの伴奏で何度も! そうさ、いいなあ!
3.
とっておき、このギターのループ セクシーすぎるカッティングだ 格好イイ事この上ないから マシンに入れて持ってきたぜ 同時になってるこのドラム シーケンサーで走ってる 絶対鉄板踊れるよう 打ち込んでるから安心しな 頭の上で鳴りだした ハットの音はまるで翼 羽ばたきながら快楽の チャイムを鳴らして飛んでいく 次のステージやってきたぜ 君の体も知ってるだろう? 鳴ってる音のその上から 音が重なれば盛り上がる ベースの音も入れていくぜ 飛び移るよう跳ねる音 キックの間合いをよけながら 上下左右にバウンドする だんだっだ、ダイナミック サウンドっしり構えてる 次への期待をしていると パーカッションが鳴りはじめる 気持ちが良いとはこの事だ ダンスのツボを押していくぜ これからどんどん音が鳴り 君を高みへと持ち上げる 踊る君たちを連れてゆく こいつはそういう音楽だ それがこの曲のいいところ 名前はフィジカルグラフィティ RIDE ON ! THIS IS PHYSICAL GRAFFITI THIS IS PHYSICAL GRAFFITI ダンスミュージック連れてゆけ 誰でも飛び上がれるような 恥ずかしがり屋も思わず 跳ね上がって揺れるような だんだっだっだっ、ダイナミック 音量レベルよ突き上がれ! 音のテンションを見せてくれ いきたサウンドが脈を打つ サイケデリックなこの瞬間 シンセサイザーが発信する ボイスサンプルが連呼して 言葉の概念を壊してく こいつがフィジカルグラフィティ 体と音が絡み合い いけない世界に突入する ブレイク寸前3、2、1、カモン THIS IS PHYSICAL GRAFFITI ハイハット ベース、スタート シンセサイザー ボイスサンプルの波 パーカッション、イン もういっこハイハット そしてやっぱりイルな当たり目のMC どうだい?はまってきているかい? これから高みへ行くからな 今の君の胸の鼓動は BPM123 キックの早さと連動し 君とこの曲は同化する どうだい、ぐんぐん来てるだろ? リズムに導かれてこうぜ! これから始まる新体験 始まりばかり開きっぱなし こいつがフィジカルグラフィティ 乗り込みたいやつ踊りなさい 誰でも連れてく自由形 時間が来たからしようか この曲の参加メンバーを 今から紹介していくぜ カッティングギター(IN THE HOUSE) ドラムシーケンス(IN THE HOUSE) 低音ベース(IN THE HOUSE) シンセサイザー(IN THE HOUSE) エンジニアさん(IN THE HOUSE) スタッフさん(IN THE HOUSE) オーガナイザー(IN THE HOUSE) イルなマネージャー(IN THE HOUSE) イルリメ(IN THE HOUSE) イルリメマシン(IN THE HOUSE) ケーブル伝って(IN THE HOUSE) サウンドシステム(IN THE HOUSE) で、いまこの時間(IN THE HOUSE) それではみんな手をあげろ そしてここに集まった君達 パーティーピーポーインザハウス! THIS IS PHYSICAL GRAFFITI サイケデリックなこの瞬間 シンセサイザーが発信して 君を高みへと持ち上げる こいつがフィジカルグラフィティ サイケデリックなこの瞬間 いけない世界に突入して 君を高みへと持ち上げた CLAP YOUR HANDS EVERYBODY 最後に足すのはこの音だ THIS IS PHYSICAL GRAFFITI
4.
ワンツーワンツー ドレミファソラシドを どれにしようかなと とんでもない発想で とんでるビートを走らせる ボタンを叩けば音が開く 空気を震わせ君に届く 左右の耳から流れ込み ゆらめくハートに呼びかける 踊りたりない?踊ってかない? 喜びは何時も今しかない ビートに体を預ければ はじまりだ、リズム刻みだす がんがんに揺れるその姿 音楽がうつっているんだ 音が止まってもノッてれば 鳴ってなくとも成っている そう、 おれから見れば君らは音 君らから見たらおれも音 立場が違うが同じこと 目的はひとつたかいとこ 音が楽しめば音楽だ 体が奏でるどんたくだ やっぱりおれは音に夢中 たったいま君も音に夢中 夢中になったら気づくだろ からだが軽くなった事を それが音になった証だ そこから時間が解けてゆく もの足りないなら越えていけ 反射神経を研いでおけ 自分で動いて吠えてけば 俺たちのうたができあがる おれがおとをだし、うたいだす からだうごきだし、おとをだす おとがうねりだし、うたいだす きょうだけのうたができあがる はい からだのうたが 聴こえてくるよ 世界でいちばん熱いうた WE ARE THE SOUND WE ARE THE SOUND WE ARE THE SOUND WE ARE THE SOUND WE ARE THE SOUND 紐解く君の動物性 まるで音のサファリパーク ほんとにほんとのサウンドだ きらめく色が挑戦的 近すぎちゃってどうしよう! 見た事無いような絶景だ 見せておきたい景色がこれだ _月_日、今日の今だ 暇だった君も今日から大変 音楽となった君のデビュー WE ARE THE SOUND 音が楽しめば音楽だ 体が奏でるどんたくだ やっぱりおれは音に夢中 たったいま君も音に夢中 夢中になったら始めとけ その気があるやつ音鳴らせ 次の時代がやってくるぜ 新しい音がみたいんだ だから音楽を作ってる それが理由で動いてきた DJ、バンド、シンガー、ラッパー やりたい音を鳴らしていけ イルリメで踊れるなら 君らの頭は柔軟だ きっかけは何時も転がってる 引き金弾くのはおれかもな 音が飛び込んで泳いだら 波がうまれてうたいだし 体がふるえて熱になり 思わず弾んで音をうつす 音が笑って踊っている むきだしになって飛んでいる 喜びがからだ持ち上げて 心がみなぎり込みあげる 盛り上がりすぎて泣きそうだ 音楽が好きで吐きそうだ 思わず本音が出るほどに 音は感動であふれてる 音楽は誰のものでも無い 誰かの為だけに鳴ってない 格好良い音を生みだして 分かち合うだけのものである おれがおとをだし、うたいだす からだうごきだし、おとをだす おとがうねりだし、うたいだす きょうだけのうたができあがる はい からだのうたが 聴こえてくるよ 俺たちは音が大好きだ WE ARE THE SOUND WE ARE THE SOUND WE ARE THE SOUND WE ARE THE SOUND WE ARE THE SOUND からだとばしてとんでいけ
5.
口ずさむ様にひそかに きみに宛てて写真を撮る どうでもないこの風景を 劇的にみせる腕も無いが 知らない街を歩いてると めずらしい気持ちになって 感性のつぼみが開いて 気分をおさめてみたくなる 誰だってあるだろう あとから恥かしくなる事 分かっているのにひょっとしてと 期待をこめて気持ちを込めた 誰だってあるだろう 今もう押さえられない鼓動 分かっちゃいるけど辞められなくて 気持ちをこめてうつしてみたが たったいま、まさに今も 撮ったことは撮った写真と共に つけくわえて送る言葉が 見当たらなくて迷ってるとこ 鉄は熱いうちに打てと言う ことわざがひょいと背中押すが いや、まて、まだ早い まだ 良いのが撮れるのかもしれない 旅先で見るひとつひとつ どれもこれも見新しくて 逸る気持ちぐっとおさえて 頭の中でスケッチを描く きみ宛てに知らせたい事 こっちはいまやさしくなってる もし テンションギャップを感じても 旅先からだから許しておくれ 誰だってあるだろう あとから恥かしくなる事 分かっているのにひょっとしてと 期待を込めて気持ちを込めた 誰だってあるだろう 今もう押さえられない鼓動 分かっちゃいるけど辞められなくて 気持ちを込めてうつしてきた 誰だってあるだろう 誰だってあるだろう!

credits

released April 21, 2010

01. トリミング
02. HELLO MELLOW
03. フィジカルグラフィティ
04. WE ARE THE SOUND
05. とらべるびいつ

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鴨田潤 / イルリメ / Illreme Tokyo, Japan

2000年にイルリメとして1stアルバム「イるreメ短編座」を自主制作で発表以後、コラボレーション含め多数のアルバムを制作。08年より弾き語りを開始、本名・鴨田潤名義で弾き語りアルバム「一」をリリース。2012年、初の長編小説「てんてんこまちが瞬か ん速」を上梓。2016年よりニューヨークのMister Saturday Night RecordsよりJun Kamoda名義で12インチ「The Clay E.P
」他複数枚のシングルを、また18年にブリストルのBlack AcreからJun Kamodaとしての1stアルバムを発表。2020年、自身初となる詩集『言葉の星座』とアルバ『三』を発表。
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