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ト​リ​ミ​ン​グ

from 360​°​SOUNDS by イルリメ

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lyrics

だから

それは

滅多にみせないしぐさ
絶対使わないいいぐさ
一回だけちらつかせた 
きっと何時もかくしてきた
「失敗したくないから・・・」と指先で空に描いたけど
反対から読む私は裏に希望ある証拠でしょ、と
のどまで出たから風にまかせ
あなたの片方の肩の臆病を弾こうと
ゆさぶって
つっついて
押しだせば
落ちついて
こちらには振り向かず気を取られ
たらたらと道草をくいながら上向きで歩いていける
さっきまで引きずっていたつま先が草をまたぐ
赤くはれたまぶたの中が
青く晴れた空を見つめ
「泣いて無いです。」と、言ったから
ゆるんで潤んだ水面は
最後のしずくが静かに落ち
蒸気となって雲に交わる
常に胸に秘めていた
既にフタを閉じていた
輪郭線だけの風景画
運命が自然と色を灯す
強気の瞬きが次々と景色のコマを進めていく


見せておきたい景色がずっと募って
写真じゃ切り取り切れないから
話せば白々しくなるから
連れて行きたい気持ちになります



直ぐにも影響受けやすくて
気付けばコロコロと変わって
一人で部屋で演じている
外では着れぬ服を着ている

些細な振る舞いから勝手に自分の潮時を読み取り
記憶に居られなくなって切られる前に逃げていく
転々と人の波を移り住む居候は
外から新鮮な空気を与えるのは当然だが
年輪を増やそうとせず
落ちつかず、落ちつかせず
押したり引いたりを繰り返し
常に駆け引きを求めるわりに
割の合わない年輪
大きな世話でついて回る
恐る恐る腰を下ろす
だけども支えている片腕
これで、これで最後かと
これで、これで最後かもと
脅しは体に告げている
だけども支えている片腕を
見てられない人がいて
見慣れている人がいて
見破っている人がいて
見送っている人がいる

ささやき秘めると甘くなるから
だからなるべく吐き出して
何時しか感受の強さに耐えられなくなる前に


見せておきたい景色がずっと募って
写真じゃ切り取り切れないから
話せば白々しくなるから
連れて行きたい気持ちになります

credits

from 360​°​SOUNDS, released April 21, 2010

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all rights reserved

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about

鴨田潤 / イルリメ / Illreme Tokyo, Japan

2000年にイルリメとして1stアルバム「イるreメ短編座」を自主制作で発表以後、コラボレーション含め多数のアルバムを制作。08年より弾き語りを開始、本名・鴨田潤名義で弾き語りアルバム「一」をリリース。2012年、初の長編小説「てんてんこまちが瞬か ん速」を上梓。2016年よりニューヨークのMister Saturday Night RecordsよりJun Kamoda名義で12インチ「The Clay E.P
」他複数枚のシングルを、また18年にブリストルのBlack AcreからJun Kamodaとしての1stアルバムを発表。2020年、自身初となる詩集『言葉の星座』とアルバ『三』を発表。
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